品質管理の全体像
「品質管理」の全体像は、どうなっているのでしょうか。
品質管理全体を4つのグループに分ける
日本の「品質管理」は、第二次世界大戦後、アメリカから日本に「品質管理」が導入されてから、半世紀近くたっています。
第二次世界大戦後、アメリカからデミング博士が来日して、「統計的品質管理」(SQC)を説明しました。
その後、「QCサークル活動」、「TQC」(全社的品質管理)、「TQM」(総合的品質管理)、「ISO」など環境の変化に対応して品質管理が進化してきました。
現在の品質管理には、「その考え方」から、「活動」、「ツール」(道具)などいろいろなものがあります。
品質管理をはじめて勉強される方や、はじめて品質管理を導入される企業では、いろいろありすぎて何から勉強してよいのか、また何から導入すればよいのかわからないと思います。
まず、品質管理の全体像を把握する必要があります。
品質管理の全体像を表すのはとても難しいのですが、わかりやすいように次の4つのグループに分類しました。
- 品質管理の考え方
品質管理をおこなう場合の考え方です。
品質管理を行う人はまず理解する必要があります。
非常に重要です。 - 品質管理を維持する方法
一定の品質を維持するための手法です。 - 品質を改善する方法
品質を改善するための手法です。 - 組織を改善する方法
組織や品質管理の仕組みを改善する方法です。
それぞれのグループ別に、次のような個別の仕組みや道具(ツール)があります。
品質管理全体のツールや手法
品質管理全体の「ツール」や「手法」です。
下線のある項目は、クリックすると参考ページに移動します。
大分類 | ツールや手法 | ツールや手法の詳細 |
---|---|---|
品質管理の考え方 | 品質管理の基本的な考え方 | |
デミングのサイクル 管理のサイクル |
||
継続的改善 | ||
「ばらつき」を管理する | ||
5Mの管理 | ||
品質管理を維持する方法 | ISO9000シリーズの導入 | |
QC工程表 | ||
作業標準 | ||
管理項目一覧表 | ||
工程異常報告書 | ||
品質を改善する方法 | QC七つ道具 | パレート図 |
特性要因図 | ||
グラフ | ||
管理図 | ||
チェックシート | ||
ヒストグラム | ||
散布図 | ||
層別 | ||
新QC七つ道具 | 新和図法 | |
連関図法 | ||
系統図法 | ||
マトリックス図法 | ||
アローダイアグラム法 | ||
PDPC法 | ||
マトリックスデータ解析法 | ||
改善提案 | ||
5S | ||
統計的方法 | 検定・推定 | |
相関分析・回帰分析 | ||
多変量解析 | ||
実験計画法 | ||
信頼性工学 | ||
組織を改善する方法 | QCサークル活動 | |
プロジェクトチーム | ||
方針管理 | ||
日常管理 | ||
機能別管理 | ||
トップ診断 |
このホームページでも、上の分類で説明しています。
それぞれの詳細については、重要なものを別途説明しています。
●「品質管理とは何か」の関連ページです。
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