チェックシート
「QC七つ道具」の、「チェックシート」について説明します。
チェックシートとは
チェックシートとは、あらかじめチェックする項目を決めておき、その内容を簡単にチェックできる表または図のことです。
事実を確認したり、項目別の情報を簡単に取得することができます。
チェックシートの例
チェックシートの例です。

チェックシートの種類
チェックシートの種類について説明します。
「チェックシート」には、次のように2つの種類があります。
- 記録用チェックシート
- 点検用チェックシート
です。
それぞれについて説明します。
記録用チェックシート
「記録用チェックシート」は、データをいくつかの項目別に分類して、マーキングできるようにした表または図です。
データの記録として使用することができます。
記録が終わったときは、全体としてどの項目に集中しているのか一目でデータを把握することができます。
点検用チェックシート
「点検用チェックシート」は、確認しておきたい事項を書きならべた表です。
この「チェックシート」に書かれた項目をチェックします。
仕事の確認などに使用することができます。
事故や間違いを防止することができます。
チェックシートの目的
チェックシートの目的について説明します。
「チェックシート」には次のような目的があります。
- 誰でも、間違わずにチェックすることができます。
- 誰でも、短い時間でチェックすることができます。
- 集計するのが簡単です。
などです。
チェックシートの用途
チェックシートの用途について説明します。
「チェックシート」には次のような用途があります。
- データの記録として使用します。
- 不良や欠点の発生状況などの記録に使用します。
- 不良や欠点の発生要因の調査などに使用します。
- 特性の分布などに使用します。
- 作業の実施、機械整備の実施などを確認するために使用します。
- 不良・事故を予防するためや安全を確保するために使用します。
などです。
チェックシートのまとめ方
チェックシートのまとめ方について説明します。
「チェックシート」は「記録用チェックシート」、「点検用チェックシート」ごとに次のステップでまとめてゆきます。
記録用チェックシートの書き方
1.取り上げるデータと分類項目を決めます。
特性要因図の特性がデータになります。
要因が分類項目になります。
2.記録するための形式を決めます。
表を使うか図を使うか決めます。
3.データをマーキングします。
点検用チェックシートの書き方
1.点検すべき項目を書きならべます。
2.点検の順序がある場合は順序別に並べます。
3.点検すべき項目はできるだけ「機械」、「工程」、「人」などで層別します。
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