改善提案制度
「改善提案制度」について説明します。
改善提案制度とは
仕事のやり方というのは、絶対的なものではなく、むしろ穴だらけの不完全なものです。
それをいかにして、使いやすいもの、やりやすいように変えていくことができるでしょうか?
その問題に対する回答は、仕事をおこなっている人しか出す事ができません。
その回答を出す過程が、「改善」であり、その結果を経営の中に吸収してゆく仕組みが「改善提案制度」と呼ばれるものです。
「提案制度」の持っている基本的な仕組みは、非常にシンプルです。
「ひとりひとりが仕事の中で感じた問題を改善し、それを提案して一定の基準に基づいて評価し、評価に応じて賞金を与える。」
です。
提案する活動は、ひとりひとりが問題を見つめ、一生懸命になって対策を練ります。
その結果仕事への知識が自然と高まり仕事への取り組み姿勢がより積極的になります。
改善の進め方
「改善」の進め方としては次のステップでおこないます。
- 小さな改善からおこないます。
- 着眼
- 調査
- 着想
- 整理
- 改善の実施
- 改善のフォロー
(再発防止、標準化)
です。
提案制度における注意事項
「提案制度」における注意事項には次のようなものがあります。
提案の量を把握する
部下の出す提案の量は、彼らのやる気のバロメータです。
その質はリーダーが、提案をどれほどまでに、経営の求める方向にたくみに導いているかを示すバロメータです。
管理監督者の役割です。
「管理監督者」の役割は以下のようになります。
- 部門方針の設定
- )審査します。
- 表彰します。
- 教育訓練をおこないます。
- 提案の実施に必要な手配、助言、援助を与えます。
- 提案を促進させます。
などです。
審査員の心構え
提案を評価する審査員の心構えです。
- 提案者の未成熟な発想を育てる必要があります。
- 提案者とよく話し合います。
一般的な審査基準
提案の評価する場合、一般的には、効果、着想度、努力度の3項目を必要に応じて、少し細分して、それぞれウェイト付けします。
[品質管理の知識(ホームへ)]
10:322802