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マトリックス図法


「新QC七つ道具」の、「マトリックス図法」について説明します。


マトリックス図法とは


マトリックス図法とは、行に属する要素と列に属する要素に構成された二次元の表の交点に着目して問題解決を効果的に進める手法です。
問題解決の順序を決めることが出来ます。


「系統図法」で、具体的な方策を、四次、五次まで展開すると、かなりの数の方策が出てきます。

どの方策が重要なのかわかりませんね。

「マトリックス図法」は、「系統図法」によって展開した方策の「重みづけ」や「役割分担」などを決めるのに使用される方法です。



マトリックス図法の例


マトリックス図法の例です。

マトリックス図法


マトリックス図法の目的


マトリックス図法の目的について説明します。

「マトリックス図法」には次のような目的があります。

  • 二次元的配置の中から問題の所在や問題の形態を探すことができます。
  • 二次元的配置の中から問題解決への着想を得ることができます。

などです。


マトリックス図法の種類


マトリックス図法の種類について説明します。

「マトリックス図」は、パターンから次の5つがあります。

  • L型マトリックス
  • T型マトリックス
  • Y型マトリックス
  • X型マトリックス
  • C型マトリックス

などです。


マトリックス図法のメリット


マトリックス図法のメリットについて説明します。

「マトリックス図法」には次のようなメリットがあります。

  • 長年の深い経験の着想に関するデータがきわめて短時間に求められます。
  • 要素間の関係が明確になります。
    全体の構成を一目で把握することができます。
  • いくつかの表がうまくまとめられ、問題の所在がより明確になります。

などです。


マトリックス図法を使用するときの注意事項


マトリックス図法を使用するときの注意事項について説明します。

「マトリックス図法」を使用するときには次のことに注意する必要があります。

  • 手段や要素を列挙します。
  • 要素間の関係が正しいかチェックします。

などです。


マトリックス図法のまとめ方


マトリックス図法のまとめ方について説明します。

役割分担の「L型マトリックス図」のまとめ方について説明します。

1.「系統図法」で展開した実施可能な手段を縦軸に配置します。


2.横軸に、まず「評価項目」として、「効果」、「実現性」、「ランク」を作成します。


3.次に「役割分担」を縦軸の内容によって、関連部門を書きだします。


4.横軸の右端に「実施事項」欄を作成します。


5.手順「2」から「4」の項目が決まると、縦軸、横軸に線を引きます。


横軸の項目を上の欄に記入します。

6.「評価項目」を記入します。


「効果」としては、「○印:大いにあり」、「△印:あり」として記入します。
「実現性」としては、「○印:大いにあり」、「△印:あり」、「×印:なし」として記入します。

7.「ランク」付けは、「○△×」の組み合わせで配点して、1から5までの番号で記入します。


8.「役割分担」は、「◎印」を「主管」、「○印」を「補佐」として縦軸との交点に記入します。


9.「実施項目欄」には、実施事項のわかっているものは具体的に表現して記入します。


10.手順「6」から「8」の約束事を模造紙のあいた部分に明記します。


「ランク点」と「役割分担」などです。





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