品質管理の歴史


品質管理の歴史は、第二次世界大戦後から始まります。

長いですね。

大きな節目について説明します。


■1.1950年〜 統計的品質管理の紹介

1950年7月、アメリカのデミング博士(W.E. Deming,1900-1993)が、日本に来日して、「品質管理セミナー」を開催しました。
「管理図法」や「抜き取り検査法」などの「統計的手法」と合わせて、品質管理の基本的な考え方である「デミングのサイクル」の話をしました。

これは、日本人にとって衝撃的でした。

■2.1951年 デミング賞が創設

品質管理の優れた工場や企業に対する賞として、デミング賞が創設されました。


■3.1954年 品質管理の実践方法の紹介

アメリカの品質管理コンサルタントのJ・M・ジュラン氏が来日しました。
「パレート図による重要度分析」、「散発不良と慢性不良の区別」、「管理点の選定問題」など管理者または経営者しての品質管理の実践方法などを紹介しました。

アメリカからの品質管理の考え方や手法を導入して、日本人に向いた品質管理の考え方、やり方4、手法などが整備されてゆきました。


■4.1950年〜1975年 QCサークル活動

製品の品質維持の向上を特定の専門家がおこなうだけではなく、実際に製品を作っている人も品質管理を実践しました。
品質管理を実践するグループとして、「QCサークル」が出来ました。
小集団です。
その「QCグループ」の品質管理の活動を「QCサークル活動」と呼びます。
小集団活動です。
「統計的品質管理(SQC)」を実践して品質を管理、改善してゆきました。

「QCグループ」が自ら工場の品質改善に取り組みました。
飛躍的に日本の製品の品質が向上しました。


■5.1975年〜1990年 TQC(Total Quality Control:全社的品質管理)の導入

製造の職場に限らず、事務、販売、設計、企画などの間接部門においても品質管理の実践をおこなうようになりました。
TQCは、全社で、全員が取り組む品質管理です。

TQCブーム、デミング賞ブームが起こります。


■6.1991年 バブル崩壊

1991年バブル経済が崩壊します。
TQCの弊害が目立つようになります。
企業が海外進出するようになり、グローバル化が進みます。
クライアントサーバー、インターネットなどシステム化が急速に進展してゆきます。
TQCではカバーできない状況が出てきます。


■7.1990年〜 ISOの導入

ISOの導入が始まります。
海外へ進出する企業は、ISOの認定を取得することが必修になります。
ISOブームが起こります。
TQCブームが衰退してゆきます。

■8.1996年 TQM(Total Quality Managemant:総合的品質管理)

1996年4月 TQCは、TQMに名称が変更されました。

■9.2010年〜

ISOの取得ブームも一服します。
今度はISOの弊害も出るようになります。


日本では、世界的に優良な企業は、TQMやISOの良い部分を取り入れて現在も、進化しています。
そして、環境に適応しています。






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09:200110

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