層別


「QC七つ道具」の、「層別」について説明します。

■1.層別とは

「層別」とは、たくさんのものを、ある特徴によって、いくつかのグループに分けることです。
問題点をより具体化することができます。
これは、「ツール」というよりも「やり方」です。


■2.層別の種類

工場では、次のような「層別」が使用されています。

一例です。

層別の種類
時間別 時間別に層別します。
時間、日、昼と夜、週、月、季節などです。
作業員別 組(ライン)別、熟練度別、新旧別、男女別、年齢別、班別、直(シフト)別などです。
機械・装置別 機械別、形式別、新旧別、構造別、治具別などです。
作業方法別 温度、圧力、作業条件、作業方法別などです。
原料・材料別 納入業者別、成分別、原料・材料別、ロット別、メーカー別などです。
測定・検査別 試験機別、計測器別、測定者別、検査員別などです。


■3.層別の目的

「層別」には次のような目的があります。

  • 品質に影響する「原因」と「影響度」を把握することができます。
    「層別」する前の全体の品質の姿(バラツキ)と、「層別」後の小さなグループの品質の姿(バラツキ)とを比較します。

    品質に影響する原因をつかんだり、原因の品質に対する影響度を推察することができます。


■4.層別のメリット

「層別」のメリットは、問題点をより具体化することができます。


■5.層別のまとめ方

「層別」のやり方です。

  1. 層別する対象を決めます。
    「品質特性」と「数量の範囲」を決めます。

    • 品質特性とは
      「品質特性」とは、「不良品」、「歩留まり」、「長さ」、「硬さ」、「化学成分」など品質そのものです。
      また、「工数」、「時間」、「能率」などの結果として捉えられるものも含みます。

    • 数量の範囲とは
      「数量の範囲」とは、どこまでのデータかです。
      全体のNの大きさです。
      「1ヶ月間のデータ」なのか、「ある機械で作ったデータ」なのか、「ロット」なのかなどです。

  2. 全体の品質の姿をつかみます。
    一般的には、「ヒストグラム」で表します。

  3. ばらつきの原因を考えます。
    「ばらつき」の原因を「特性要因図」などを作って考えます。
    「特性要因図」の要因が「層別」の項目になります。

    「パレート図」で分析することもあります。

  4. 「品質」(結果)を表すデータを、「ばらつき」の原因と思われるもの(層別の目安)でいくつかの小グループに分けます。
    これが、「層別」になります。

  5. 「層別」した小グループの「品質の姿」をつかみます。
    同じように「ヒストグラム」を作成します。

  6. 「層別」した小グループの「品質の姿」を比較します。
    全体の品質の「ばらつき」より「層別」した品質の「ばらつき」の方が小さければ「層別」は成功しています。
    「層別」でどの「要因」が影響が大きいのかを把握します。






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09:200110

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