散布図


「QC七つ道具」の、「散布図」について説明します。

■1.散布図とは

製造現場などで、「比重と強度」、「製造条件と不良率」、「温度と収量」の関係など2つのデータの関係を調べたい場合があります。

2種類のデータの関係を図に表したものを「散布図」といいます。


■2.散布図の例

散布図


■3.散布図の目的

「散布図」の目的は、2つのデータの関係を調べ、改善すべき「特性」と「要因」を把握するのに使用します。


■4.散布図の用途

「散布図」には、次のような用途があります。

  • 「特性」と「要因」との関係を調べたいときに使用します。

  • 「ある特性」と「他の特性」との関係を調べたいときに使用します。

  • 1つの「特性」に対する2つの「要因」の間の関係を調べたいときに使用します。

などです。


■5.散布図のメリット

「散布図」のメリットは、2つのデータの関係を一目で把握することができます。


■6.散布図のまとめ方

「散布図」は次のステップでまとめてゆきます。

  1. データを集めます。
    関係があるかどうか調べるためのデータを30個以上集めます。

  2. グラフの座標軸を作ります。
    縦軸と横軸に目盛を取ります。
    縦軸は上に行くほど大きい値にします。
    横軸は右に行くほど大きい値にします。

    「原因」(要因)と「結果」(特性値)がある場合は、横軸に「原因」(要因)を縦軸に「結果」(特性値)を
    書くようにします。

  3. データをプロットします。
    データをグラフ上にプロット(打点)します。

    プロットが重なる場合は、「◎(二重丸)」や「三重丸」などにします。

  4. データの「期間」、「記録者」、「目的」などの情報を記入します。

  5. 必要であれば、「相関係数」を計算します。
    「相関係数」は、2つのデータの関係が定量的にわかります。
    また、「回帰線」を描くこともできます。


■6.散布図の見方

散布図の一般的な見方について説明します。

  • 「正の相関」と「負の相関」
    横軸が増加するに従って、縦軸も増加する傾向の場合は「正の相関」があるといいます。
    逆の場合は、「負の相関」と言います。

  • 異常点がないか
    集団から飛び出た点がないか確認します。
    異常点が、ある場合は、その原因を調べ、わかれば除いて判断します。
    原因が不明の場合は、その点を含めて判断します、

  • 層別の必要性
    全体として相関がない場合でも、「層別」すれば相関がある場合があります。
    「層別」することも必要です。






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09:200110

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