ISOとは


「ISO」とは何でしょうか?

■1.ISOとは

「ISO」とは、International Organization for Standardizationの略です。
「ISO」は、「アイエスオー」とか「イソ」などと呼びます。
日本語では、「国際標準化機構」と言っています。

スイスのジュネーブに本部をおく国際機関です。

1947年2月23日に活動を開始しました。


■2.ISOは何をやっているの(ISOの仕事)

「ISO」は、世界中の生活やビジネスに都合がいいように、いろいろな分野において、標準化に取り組んでいます。

必要な標準や規格を制定・発行し国際的に普及させています。

60年以上にわたって、世界的に産業の発展に貢献しています。


■3.加盟国は

現在の「ISO」の会員数は、加盟157ヶ国の157機関です。
各国から、1国、1機関参加しています。

日本からは、1952年(昭和27年)「JIS」(日本工業規格)の調査・審議をおこなう「日本工業標準調査会(JISC)」が参加しています。


■4.ISOの目的

何のためにISOが出来たのでしょうか?

それぞれの国では、規格がすでにありました。
日本では、「JIS」(日本工業規格)です。

でも、それぞれの国で中身が、異なっています。
国際的に「製品の取引」や「ビジネス」をおこなうには不便ですね。
その為に、世界共通の規格が必要になりました。

企業が、どんどんグローバル化していますから必要になっています。

「ISO」は、次のような目的があります。

  • 国家間の製品やサービスの交換を助けるためです。

  • 標準化活動の発展を促進させるためです。

  • 知的、科学的、技術的に国家間の経済活動を発展させることです。

などです。


■5.ISOの構成

「ISO」は、どのような構成になっているのでしょうか。

「ISO」の規格は、「工業製品」の規格と「マネジメント」の規格があります。

「工業製品」が個別の製品の規格です。
「マネジメント」は、管理や仕組みに関する規格です。

規格のナンバーとして「ISOxxxxx」が、つけられています。
それをグループ化して、国際標準のナンバーがつけられています。
ファミリーと呼んでいます。

品質関係の国際標準は、「マネジメント」の規格のひとつです。
「ISO9000s:品質マネジメントシステム(QMS)ファミリー」があります。
個別には、「ISO9000」、「ISO9001」などがあります。


例えば、品質関係の「ISO9000s」の規格は次のような構成になっています。


国際標準ナンバー 名称 規格ナンバー 名称
ISO9000sファミリー 品質マネジメントシステム(QMS) ISO9000 QMS-基本及び用語
ISO9001 QMS-要求事項
・・・・・・


■6.「マネジメント」の規格の種類

「マネジメント」の規格としては次のようなものがあります。
管理や仕組みの規格ですね。
「品質管理」関係以外にも、いろいろあります。


マネジメント国際標準の
規格のナンバー
国際標準の名称
ISO9000s 品質マネジメントシステム(QMS)
ISO14000s 環境マネジメントシステム(EMS)
ISO/IEC 27000s 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)
ISO22000s 食品安全マネジメントシステム(FSMS)
ISO/IEC 20000s ITサービスマネジメントシステム(ITSMS)
ISO/IEC 17050s 適合性評価-供給者適合宣言
QHSAS 18001 労働安全衛生マネジメントシステム(QHSMS)
BS25999 事業継続マネジメントシステム(BCMS)
ISO31000s これから制定 リスクマネジメントシステム(RMS)
これから制定 プライバシーマネジメントシステム(PMS)
これから制定 企業の社会的責任マネジメントシステム(CSRMS)

いろいろありますね。


■7.「マネジメント」規格の認証

「品質管理」の国際規格は、「ISO9000s」(品質マネジメントシステム)です。

例えば、海外から購入したい製品があるとします。
その製品は本当に顧客の機能や品質を満足しているでしょうか?

判断が難しいですね。
製品を見ただけではわかりません。

どうしたらよいでしょうか?

「ISO9000s」「品質マネジメントシステム」には、
「品質管理」を行うためにやらなければいけないことが定義されています。
「要求事項」と呼んでいます。

この「要求事項」を満足すれば、顧客重視を狙いとした一定レベルの品質が保証されていると考えます。

そのために、外部の信頼のおける審査機関が、「ISO9000s」「品質マネジメントシステム」の国際規格の
「要求事項」を満足しているか審査をおこないます。
それに合格した企業や工場に認証を与えます。

「認証制度」です。

日本では、「品質管理関係」では「ISO9000s」、「環境関係」では、「ISO14000s」が有名です。
多くの企業、主に製造業では、この2つのISOは取得しています。

ヨーロッパに輸出する場合は、「ISO9000s」の国際規格を取得した企業でないと取引をしてもらえませんからね。

この外部の審査機関による認証というやり方は、「ISO」「マネジメント」の国際規格では、画期的だと思います。

でもですね。
そんなに簡単に「ISO9000s」の導入は、できないのです。

「品質管理」の知識や経験のない人がこの「要求事項」をみても内容がわからないと思います。
「要求事項」を理解するには、ある程度の「品質管理」の知識や経験が必要です。

「ISO9000s」などの審査をする人達は、以前に企業で「品質管理」、「品質保証」、「TQC/TQM」などを経験した人が多いですね。






[↑一番上へ]
[品質管理の知識(ホームへ)]
09:190110

運営者